
汚れの見極め方 有機汚れと無機汚れ 記事:山口崇翅
汚れの見極め方!!
汚れには種類がある
汚れには種類があるのはご存知ですか?
大きく分けると2種類に別れます。
この汚れを見極めることで、かなり道具(洗剤)の選び方も変わってきますので是非ご活用ください。
<中和して落とす・・・?>
巷では、◯◯汚れは酸性汚れなのでアルカリ性で「中和して落とす」などの情報をインターネットなどで見かけます。
確かに酸とアルカリで中和することはできます。
しかし・・・中和=汚れが落ちるではありません。
中和することと、汚れがよく落ちることは無関係です。この方法で汚れを落とすとしたらみなさんがやることは
いつもリトマス試験紙を持ち歩いてまず汚れが何性か調べること
をしなけばなりません。
面倒ですよね💦
しかし、汚れを落とすにはどうしても汚れを見極めることが必要です。そうしないと全く効果がない洗剤を選んでもただゴシゴシやることで
効果がありません。
では、どのようにして汚れを見極めるのか・・・
それには「有機汚れ」と「無機汚れ」という汚れの見極め方が必要です。
有機汚れとは
有機汚れとは、
・元々生命の分子を持った汚れ(植物油、動物油、手あか、タバコのヤニなど)
・火で熱していくと炭になるもの
・柔らかい汚れ
のことをいいます。
この汚れは「アルカリ性、弱アルカリ性で落とすと非常に効果的」だというおそうじ界のセオリーがあります。
無機汚れとは
無機汚れとは、
・何かと何かが化合してできた汚れ(尿石、金属石鹸、スケールなど)※詳細はこちら
・火で熱しても炭にならない
・硬い汚れ
のことをいいます。
この汚れは「酸性、弱酸性で落とす」というセオリーがあります。
それらを考えるとキッチンシンクの汚れにお酢やクエン酸を用いる生活の知恵は合ってますね。
このように、汚れを見極めることで洗剤や道具を選ぶことができます。
そうすれば、無駄に擦ったり削ったりしなくても少ない労力で効率よくおそうじができるんですね。
是非、「有機汚れ」と「無機汚れ」を見極めて汚れを効率よくおとしてください。